10月19日(月)野党国会議員11人が現場視察、抗議する市民を励ます / GoGoドライブメンバー 機動隊に1時間近く拘束される

野党の国会議員11人が現場を訪れ、抗議する市民を激励した。

朝9時、11人は抗議船3隻に分乗して海上から埋め立て工事の現場を視察。護岸かさ上げ作業のようすを目にし、カヌーメンバーらとともにこぶしを上げて抗議した。午後にはキャンプシュワブ・ゲート前や土砂搬出現場である安和、塩川にも訪れ、工事の進捗状況の説明を受けた。初めて抗議現場を見た新人議員もいて、市民を排除し強引に作業を進めるようすに驚いた表情を見せていた。

現場視察に来たのは立憲民主党、日本共産党、社民党のほか沖縄選出の議員2人の計11人で、まさに次の総選挙で菅内閣打倒をめざすオール野党。26日からは菅政権のもとでの初の国会が開催される。辺野古新基地問題で態度があいまいだった立憲民主党も新基地反対で足並みをそろえ、沖縄にとっては頼もしい野党共闘が本土でも実現している。衆議院における与党との議席の差はわずか100余り。なんとしても選挙で与野党逆転を実現し、一刻も早く辺野古新基地断念への道を開いてもらいたいものだ。

 

(キャンプシュワブゲート前)

真夏を思わせるような暑い日。約30人が朝8時半から座り込んで抗議の声を上げた。11時半、国会議員11人が姿を現すと大きな拍手が沸いた。菅(すが)・新首相の「辺野古新基地」や「学術会議」に対する違法で強引な手法の報告がされるたび、「そうだ」「許さない」など声が飛んだ。その後、11人全員が最前線に座り込んだ。移動を促す機動隊員がどこか遠慮気味で、全員移動されるまでにいつもより時間を要した。

生コン車111台を含め大型車両218台が資材を搬入した。

 

(琉球セメント安和桟橋前)

GoGoドライブのメンバー4人が狙い撃ちされ、1時間近くにわたって機動隊員に囲まれた。明らかに計画的なものだった。桟橋出口150m手前付近で4台が次々と止められ、「職務尋問」を受けた。一車線を通行止めにし、機動隊員25人が4台を取り囲んだ。免許証や車検証の提示を執拗に求められ、隊長は「息子の名前を教えろ」と迫った。1時間ほどで解き放されたが、職権乱用もはなはだしい異様な光景が続いた。

メンバーはいつもの通り、桟橋から出てくるダンプの前をゆっくり走り少しでも運行を遅らせようと抗議行動をしていた。それに苛立った機動隊K隊長が強引に威圧行為に出たものと思われる。この隊長が現場を指揮するようになってから規制が一段と厳しくなり、抗議行動をする市民とのいざこざが絶えない。女性への暴力的な行為を含めたこれまでの逸脱行為を羅列し、市民は告発を準備している。

ダンプ616台分の土砂が運搬船3隻に積み込まれた。


 

(本部町塩川港) 

約20人がダンプの前をゆっくり横切るなどして抗議を続けた。2隻同時の積み込みが続けられ、4隻に計502台分の土砂が積み込まれた。


きょう現在までに搬出されたダンプの数と土砂量、全体との割合

これらの数値はあくまでもダンプの台数から推計した参考値です。

2018年12月から2019年12月末までのダンプの数は114,601台(全体との割合は1.39%)

  17日(土) 19日(月) 20(火) 21日(水) 22日(木) 23日(金)
安和 468 616        
塩川 0 502        

 

現在までのダンプの総数 土砂量※① 体積に換算 ※② 全体との割合 ※③
262,697台 1,313,485t 656,743 3.271%
※① ダンプ1台あたりの積載量を平均5トンとして計算
※② 土砂の比重を2と仮定し計算
※③ 計画されている全体の埋め立て土砂量(20,200,000㎥)に対する割合

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