2月12日(水)「奇跡、再び!」 25日から5日間大行動 / カヌーメンバー 塩川港でダンプ阻止

投票した人の約72%が新基地建設反対の意思を示した「県民投票」(2019年2月24日)から1年が経とうとしている。その結果を一顧だにもしない安倍政権は土砂投入を続行し、埋め立て土砂は全体の2%近くに達しているが、県民の怒りは増幅するばかりだ。汚職まみれの安倍首相が、いつまでも強行、強弁でいられるはずがない。国会を見てもウソと言い訳に汲々としている首相の姿は誰の目にもあきらかだ。
県民投票1周年に合わせ、「あつまれ辺野古」のメンバーが5回目の大行動を全国に呼びかけた。昨年9月には150人が集まり、5日間にわたって安和桟橋、塩川港での土砂搬入を完全に止めた。「人が集まれば必ず工事を止められる」が、彼らの共有認識だ。前回の経験を自信に、チラシの呼びかけも「奇跡、再び!」。24日には今後の抗議行動に弾みをつけようと、全国から集まる仲間との交流会も計画している。
「集まれ辺野古」の呼びかけに呼応し、県内各地の島ぐるみグループや市民団体、カヌーチーム、市民が抗議場所5カ所に合流し、5日間にわたって大行動を展開する。

 

(キャンプシュワブゲート前)
春の到来を感じせるような暖かい日。韓国人らで構成するキリスト教女性フォーラムの40人がゲート前を訪れ、いっしょに座り込んだ。最多時には80人近くにもなった。3回にわたり搬入があり、計196台が基地内に入った。


(琉球セメント安和桟橋前)
約40人が桟橋の出入口に分かれて土砂搬入するダンプに向かい「赤土で海を殺すな」「違法工事に加担するな」などと抗議を続けた。この日も20台余りのダンプが構内に閉じ込められ、搬入作業が大幅に遅れた。609台分の土砂が運搬船に積み込まれた。

 

 

(本部町塩川港)
海が荒れているため海上行動を中止したカヌーメンバー10人が応援に駆け付けた。9時15分ごろからダンプの前で抗議デモをし、機動隊が来る10時過ぎまで作業を止めた。稼働するダンプのほとんどが構内に立ち往生となった。401台分の土砂が運搬船に積み込まれた。

きょう現在までのダンプの数と土砂量、全体との割合

※専門家のアドバイスをもとに推計したもの
2018年12月から2019年12月末までのダンプの数は114,601台(全体との割合は1.68%)

8日(土) 10日(月) 11日(火) 12日(水) 13日(木) 14日(金)
安和 なし 787 祝日でなし 609
塩川 なし 337 祝日でなし 401

 

現在までのダンプの総数 土砂量 ※① 体積に換算 ※② 全体との割合 ※③
138,724台 832,334t 416,172㎥ 2.012%
※① ダンプ1台あたりの積載量を平均6トンとして計算
※② 土砂の比重を2と仮定し計算
※③ 計画されている全体の埋め立て土砂量(20,620,000㎥)に対する割合

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