沖縄はなぜ基地を拒否するのか 沖縄県民は沖縄島の北部、辺野古におけるアメリカ海兵隊飛行場の建設に対し抗い続けてきた。その闘いは1996年に初めて建設計画が明らかになった時から始まり現在まで続いている。沖縄県民の基地反対の意思は、抽象的な平和主義に基づくものというよりもむしろ、実体験に基づく歴史的なものである。したがって、基地建設反対に対する熱意、勇気、強固な意思について理解するには、沖縄の歩んできた歴史に対する理解が必須である。 かつて存在した独立国家琉球王朝は、1872年に日本によって征服・植民地化されて以降、日本への徹底的な同化を強制された。その後、第二次世界大戦中の凄惨な沖縄戦を経て、27年間に及ぶアメリカ軍による軍施政権下に置かれた。1972年、沖縄は日本へ「復帰」するが、結果的にアメリカ軍基地はその後も増え続けることになる。こういった全ての経験こそが、これ以上アメリカ軍が増え続けることを拒否する沖縄県民の決意の背後にある。 沖縄と駐留米軍基地 ...
辺野古へ行く方法