6日のNHK番組の中で、辺野古新基地建設について聞かれた安倍首相が、「土砂投入にあたって、あそこのサンゴは移している」と事実と異なる発言をしたことが明らかになった。これに対し沖縄県は、現在土砂が投入されている2-1区域からはサンゴの移植はしていないと反論。これまで防衛局が移植したのはオキナワハマサンゴ9群体のみ。しかも現在土砂投入している②-1区域外だ。新基地建設が環境に十分配慮しつつ工事を行っていると、国民に誤った情報を振りまく姑息な手段だ。移植対象となっているサンゴは、工事海域全体で約7万4千群体にのぼる。
土砂投入から1か月
昨年12月14日に土砂が投入されてから14日で1か月が経った。これまで投入された土砂はダンプカーで約7000台分。現在投入している2-1区域は埋め立て面積全体の4%で、土の量で言えば全体の0.7%。安和桟橋から辺野古への土砂輸送は12月3日から始まり、1日当たり平均475台分の土砂が運ばれたことになる。