(ゲート前)
朝8時半から約20人がゲート前に座り込んで抗議。機動隊にすぐに排除されるが、基地内に入る車両に向かい、「海を壊すな!」「違法工事に加担するな!」と抗議を続けた。午前午後3回にわたり、計242台の車両が基地内に入った。
(琉球セメント安和桟橋)
週1回の水曜日行動に100人余りが結集し、桟橋入り口前で抗議行動を展開した。土砂を積んだダンプが一日中、ひっきりなしにやってくる。強い日差しのもと、100人が水分を補給しつつ交代交替でデモ行進し、桟橋に入るダンプの数を大幅に抑えた。カヌーチームも14艇で海に繰り出し、運搬船の出港阻止を試みた。海上で1時間半あまり海上保安官に拘束されたが出港する船を1隻に抑えた。この日、土砂搬入したダンプは428台。
在沖14年の岡山知生さん(44歳)は、「県民投票で結果がはっきり出たにもかかわらず、日本政府にも米国政府にも愛がない。人の痛みを感じない政治を変えるには、市民が下から働きかけていくしかないんですね。生きていくことに大事なのは愛。愛の反対は無関心、罪だと思います。人の痛みを思い行動する人がいるから、私もいっしょにこうして抗議に加わっています」と語っていた。
(その他)
先ごろの衆議院沖縄選挙区の補欠選挙で街頭に張り出されたポスターは、明らかに公職選挙法に違反するとして7日、糸数慶子(いとかずけいこ)参議員らが那覇地方裁判所に告発状を提出した。ポスターは「女は政治は無理 女は台所に帰れ」と印刷されたもので、選挙区全般に一斉に張り出された。糸数氏は記者会見で「女性候補を軽視する文言で許されない」と批判。
女性候補を相手にする男性候補者のイメージダウンを図った明らかに謀略的な宣伝物だ。勝つためには何でもありの基地賛成派の意図が透けて見える。