12月9日(水)美謝川(みじゃがわ)水路切り替え認めるな 市民団体が名護市長に要請行動 / 障がい者の日 「人権侵す戦争に反対」

大浦湾埋め立ての前提となる美謝川の水路切り替えに対する市民団体の要請行動が相次いでいる。2日にうるま市島ぐるみ会議と名護市政を考える女性の会が次々と名護市役所を訪れ、水路切り替え工事を「不承認」とする要請書を渡具知名護市長に手渡した。

この日は、沖縄平和運動センターの山城博治さんがゲート前で呼びかけ、雨の中、名護市役所前で街宣行動を行った。約60人が集まった。オール沖縄の名護市会議員5人も顔を出して市議会で追及していく決意を表明した。山城さんらは水道課にも訪れ、ボーリング調査に至った経緯の説明を求めた。

2年前の市長選以来、渡具知武豊(とぐちたけとよ)名護市長は、新基地問題については口を閉ざしたまま。名護市民の過半数が新基地反対の意思を示していることから、態度をあいまいにしたまま2年後の市長選に繋げていこうという姑息な考えだ。

美謝川は地元住民の水源地である辺野古ダムにつながっている。水路切り替えは環境保全上でも大きな問題をはらんでいる。市長が最も大事にすべき仕事は市民の生活を守ること。あいまいな態度は許されない。

 

(キャンプシュワブゲート前)

一日中雨が降り続く中、約65人が雨具に身を包み抗議の声を上げた。機動隊によって歩道に移動させられた後も、参加者たちは搬入車両に向かい「違法工事に加担するな」「ジュゴンの海を壊すな」などと唱和した。泥水を跳ね大型車両が次々とゲート内に入った。歩道でプラカードを掲げていた埼玉から来た男性は「こんな日にも大勢集まってくる。沖縄は凄いね。本土の運動は沖縄に学ぶべきだよ」と雨でぬれた顔をぬぐいながら語った。

12月9日は「障がい者の日」でもある。例年数百人がテントに訪れるが、新型コロナウィルスの影響で今年は代表6人だけが参加、新基地建設断念を求めるアピール文を読み上げた。アピールの中ではドイツナチスによって20万人の障がい者が虐殺されたことをあげ、「戦争で役に立たない者を消す行為は優性思想の表れ」として戦争への道を歩む政府を非難した。

218台が資材を搬入した。

(琉球セメント安和桟橋前)

天候不順のため作業なし

 

(本部町塩川港)

天候不順のため作業なし

 

きょう現在までに搬出されたダンプの数と土砂量、全体との割合

これらの数値はあくまでもダンプの台数から推計した参考値です。

2018年12月から2019年12月末までのダンプの数は114,601台(全体との割合は1.39%)

5日(土) 7日(月) 8日(火) 9日(水) 10日(木) 11日(金)
安和 0 0 0 0
塩川 0 0 0 0

 

現在までのダンプの総数 土砂量※① 体積に換算 ※② 全体との割合 ※③
287,737台 1,438,685t 719,343 3.561 %
※① ダンプ1台あたりの積載量を平均5トンとして計算
※② 土砂の比重を2と仮定し計算
※③ 計画されている全体の埋め立て土砂量(20,200,000㎥)に対する割合

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