(ゲート前)
週1回の集中行動で安和の桟橋に行く人が多く、ゲート前にはわずか15人。いつもと同じ時間に資材搬入車両が列を連ね、3回にわたり計278台がゲートに入った。ダンプが積んでいるのはN4護岸の基礎となるぐり石ばかりだ。毎日のようにやってくるNさんは、「毎日毎日、入るダンプを見て心が折れそうになる。だけど諦めたら終わり。辺野古の闘いは今や世界に流れている。自分たちの後ろには大勢の支援者がいるのだ、と思うことできょうも声を上げようと辺野古にやってくる」。強権政治を前に非暴力の座り込みは無力かもしれない。しかし粘り強いこの抵抗運動こそが今や世界の多くの人々の心を揺り動かしている。ゲート前座り込み1669日目。
(琉球セメント桟橋前)
100人近くが桟橋前でデモ行進。加えて車での徐行運転、桟橋出口での抗議、さらに海上ではカヌーと抗議船が土砂運搬船の周囲を取り巻くなど、陸と海との一体となった行動で防衛局の作業は大幅に遅れた。
韓国から教員組合の4人が参加。パンセリ(韓国の代表的民族芸能)が得意な人が自慢の喉を披露。「ミグク ナカ(米国帰れ)!」と全員で合唱。また東京の首相官邸前で政権を揶揄した「安倍やめろ音頭」を歌い続けている右田君がはかま姿で歌い、それに合わせて踊る人も出て桟橋前はいつもと違う雰囲気に包まれた。土砂搬入のダンプはいつもより200台少ない435台。運搬船にして1隻分を止めたことになる。
(海上行動)
抗議船1隻、カヌー15艇で朝9時ごろから安和の桟橋で海上行動。大浦湾では進入を規制するフロートが敷かれ、なかなか運搬船には近づけないが、ここでは法規制はない。果敢に土砂運搬船にまつわりつき、出航を大幅に遅らせた。