(ゲート前)
安和桟橋の水曜日行動に参加する人が多く、朝8時半に座り込んだのはわずか12人。数分で機動隊に排除された。K8護岸造成に使う岩石が次から次へと搬入される。この日の指揮者、城間勝(しろままさる)さんが切々と訴える。「防衛局によって国道が専用され市民生活に支障が出ている。警察はこれを放置していいのでしょうか。市民の生活を守るのがあなたがたの仕事ではないですか」。警察官は黙って聞いていた。289台の車両が資材を搬入した。
(大浦湾海上行動)
抗議船3隻、カヌー17艇で抗議に出る。K8護岸先端部でフロートを越えようとするが、海保に何度も遮られる。写真は護岸からカヌーチームを威嚇する海上保安官と軍警。時には拳銃を腰に下げている軍警もいて、フロートを越えるにはかなりの勇気がいる。
下の映像は3月25日の海上大行動のようす
(琉球セメント安和桟橋前)
水曜日行動。150人で抗議行動。大勢いれば抗議の声もひときわ大きく響きわたり、元気が出てくる。昼休みにぜんざい(あずきを甘く煮た汁)の差し入れもあり、さながらピクニックのような情景となった。船の動きからして塩川地区の港からは当分、搬出はなさそうだ。325台のダンプが土砂を搬入、運搬船3隻が出港した。
(その他)
先月、抗議行動の中で発生したふたつ事件の判決が下された。ひとつは作家、目取真俊(めどるましゅん)さんが、米軍と海上保安庁に不当に逮捕・拘束された事件。臨時制限区域内に侵入したとして米軍に逮捕されたが、約8時間も拘束された。日米合意では
米軍に逮捕された場合、通常2時間程度で日本側に引き渡すことになっている。判決では8時間の拘束を違法とし、国が慰謝料として目取真さんに8万円支払うよう命じた。しかし目取真さんは「緊急逮捕」自体が違法として4月3日、福岡高等裁判所へ控訴した。
もうひとつは2015年4月28日、海上保安官によって抗議船が転覆させられた事件。
判決は海上保安官の行動は通常の警備の範囲内であり違法性に当たらないとして、訴えを却下した。海上保安官が乗り込めば乗員オーバーで転覆する可能性も予測できたにもかかわらず、乗り込んできたのはあきらかに過失ではないのか。下の生々しい映像がそれを物語っている。