4月2日(火)「市民の生活道路を返せ」山城博治さん / 北海道の中高生10人訪れる

(ゲート前)
きょうもダンプやミキサー車がわがもの物顔のように道を連ねてやってくる。約100台が日に3回。そのため数キロにわたって国道239号線が渋滞になる。きょうもひどかった。朝9時45分に先頭のミキサー車が到着してから最後のダンプが基地内に入るまで1時間近くかかった。山城博治さん、叫ぶ。「防衛局によって道は占拠専有されている。この道は市民にとって大事な生活道路だ。市民の生活、経済活動は一体どうなるんですか。これがこれから15年も続くなど考えられないこと。警察は防衛局と掛け合って、今すぐ改善するよう交渉しなさい」
大阪から親子3人で様子を見ていた母親は「衝撃です。これが毎日続いているとは・・・。もっと多くの人にこの状況を見て、考えてもらいたいです」と驚きを隠せないようす。この日、294台の車両が資材をゲート内に搬入した。

 

重量大型車両の通行で道路の痛みもひどい。ゲートに向かうアスファルトはどこもひびが入り修復の跡がある。わずか数年でこのありさまなら、あと15年も続いたら一体どうなるのか。名護市議会では近く、防衛局に改善を求める意見書が提出されるもようだ。

 

 

(大浦湾海上行動)
抗議船1隻、カヌー8艇で抗議に出る。護岸の造成作業が続くK8に近づこうとフロートを5回越えるが、海保に拘束され成果なし。こんな日もある。写真は護岸の周辺に設置されるテトラポット。埋め立てが終了すれば、何千という数のテトラポットが大浦湾に投げ込まれることになるのだろう。

 

(琉球セメント安和桟橋前)
塩川区からの土砂搬出がないとわかり、安和の桟橋に30人余りが集結。北海道から先生に引率され中高生10人も訪れた。伊江島(いえじま)、キャンプシュワブゲート前、そして安和の桟橋前に来たという。写真部の生徒は「写真ではわからない。現場に来てみたかった」と先生の誘いに応じたという。551台のダンプが土砂を搬入し、運搬船3隻が出港した。

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