(ゲート前)
朝9時、小雨が降り続く中、100人近くがゲート前で抗議の座り込みを始めた。平和行進に参加するため訪れた韓国平和ネットワークのメンバー数十人も加わり、昼頃には180人に膨れ上がった。ネットワークのメンバーのひとりは「韓国にも米軍基地があり、生態系や共同体が破壊されているのは同じ。基地が撤去されてこそ、本当の平和が訪れる」と述べ、「基地はいらない」とシュプレヒコールを上げた。
資材を積んだ車両316台が基地内に入った。
(大浦湾海上行動)
天候不順のため、海上行動は中止。
(琉球セメント安和桟橋前)
雨に打たれながらも終日12人で抗議行動。プラカードを掲げ往来する車にも訴え続けた。観光バスから手を振る人が多い。本部町の美ら海水族館に向かう高校生や台湾の観光客らしい人たちだ。平和を求めるアピール行動には若い人たちや外国人のほうが反応がストレートに返ってくる。励まされる瞬間だ。
ダンプ643台が土砂を桟橋内に運び入れ、運搬船3隻が出港した。
(その他)
「基地のない沖縄の実現」めざし、1979年から続いている42回目の平和行進がきょうからスタートする。基地コースを辿る中北部コースと沖縄の戦績を巡る南部コースの2つにわかれ行進する。毎年国内外から数多くの人が参加、今年は韓国から十数人が加わるなど、国際的なアピール行動になりつつある。17日の朝はキャンプシュワブゲート前で集会を行い、「米軍基地撤去」「辺野古新基地反対」を訴えつつ、隣町の宜野座村まで行進する。