12月6日(金)米軍、照明弾3発落下 / 気温急降下、踊って抗議行動

また米軍機による落下事件が発生した。今度は照明弾で3発が、金武町伊芸の民間地に落とされた。沖縄の米軍司令部はキャンプハンセンの訓練中に使用したものであると認め、沖縄防衛局を通じて謝罪した。落とされた場所は、沖縄自動車道からわずか15ⅿ、近くには牛舎もある。近くに住む住民は衝撃を隠しきれず、「近くには通学路や公民館もある。弾はいつ飛んでくるかわからず、被害は紙一重。子どもたちが被害に遭うことが一番こわい」と語っている。金武町長は「住宅付近の照明弾落下は極めて異常で強い憤りを覚える」と抗議、米軍に対しすべての実弾訓練を中止するよう求めた。

(キャンプシュワブ・ゲート前)
一気に気温が下がって、寒い日となった。しかも小雨が降り続け、震えながらの抗議行動となった。それでも女性たちは元気がいい。参加者をうながしてラインダンスを踊り、輪になってカチャーシを踊った。機動隊員たちは唖然と見つめていた。沖縄の闘いには三線があり、踊りがあり、歌がある。米軍統治下で長く厳しい闘いを強いられてきただけに、心を奮い立たせる「突き抜けた明るさ」が求められるのだろうか。生きていることを謳歌し圧政を吹き飛ばしたいのか。それだけ苦難の道を沖縄は歩んできている。


(琉球セメント安和桟橋前)
この日も桟橋には運搬船の姿はなく、構内に土砂を運び入れるダンプだけが動いていた。雨で見通しが悪いためか、ダンプは慎重に運転していた。9時20分、72台が搬入したところで終了、それ以降の土搬
搬入はなかった。抗議に集まった人たちは、それぞれの地域の平和運動などを報告し合い、沖縄との連帯を誓った。この日、塩川での作業はなかった。

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