6月12日(金)56日ぶりに工事再開 / 県議選 新基地反対の議員が過半数占める

コロナウイルス感染防止のため中断されていた新基地建設工事が再び始まった。沖縄防衛局は工事関係者に感染者がひとり出たため4月17日から工事を中断していたが、この日、およそ2か月ぶりに工事を再開した。この間には沖縄県議会議員選挙(5月28日-6月7日)も重なり、「基地推進」を掲げる自民党候補に不利になることから、沖縄防衛局は工事再開をさらに延期していたもよう。
朝8時半からおよそ70人がゲート前に集まった。国会議員や当選したばかりの県会議員も訪れ、基地反対の議員が過半数を占めた県議会の選挙結果を無視して工事を再開した安倍政権に厳しい非難のスピーチが相次いだ。
マスクを着け距離を開けて座り込む市民に対し、機動隊員30人が排除にかかった。市民らは粘り強く抵抗しながら機動隊員との接触を避けつつ、自主的に移動した。およそ30分でゲートが開かれ、作業車50台が基地内に入った。午後にも2回搬入があった。
海上でも抗議船2隻とカヌー7艇が土砂投入が始まった埋め立て区域に近づき、抗議の声を上げた。
安和、塩川からの土砂搬出は19日から始まるもよう。

6月7日開票された沖縄県議会議員選挙で玉城デニー知事を支えるオール沖縄の候補25人が当選し、県議会の過半数を占めた。自民党、公明党などの野党は2議席伸ばしたが過半数に及ばなかった。

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