3月26日(金)ハンストふたたび決行 4月5日~9日 / カヌーチーム またも健闘 

南部からの土砂搬出に抗議してハンストを行った具志堅隆松さんや宗教団体の代表ら5人が昨日、県庁を訪れ、照屋義実副知事に市民から集めた署名約3万2800人分を手渡した。今回の分も含めこれまで提出した署名は約4万8000筆。対応した照屋副知事は「チムグクル」という言葉を何度も織り交ぜ、「み霊の無念にどう向き合うが試されている。法律上の壁を乗り越えるかどうかだ」と語り、採掘阻止へ向け全力で対応することを示唆した。

県議会では土砂採取をしないよう政府に求める「意見書」採決の日程をめぐり与野党が対立。4月5日以降に採掘業者と具志堅隆松さんの2人を議会に参考人招致してから採決に入ることで合意した。

3月18日に糸満市米須(こめす)の採掘業者が提出した開発許可は、30日以内の4月16日までに玉城デニー知事が判断を下さなければならない。県議会は今月末で閉会するが、意見書採決のために4月に臨時議会が招集されるもよう。

署名提出後、具志堅さんらは「来月早々に山場を迎える。知事や与党を勇気づけよう」と2度目のハンストを行うことを決めた。5日から9日まで県民広場で決行する。

南部からの土砂採取に反対する政府への意見書は宜野座村、恩納村、名護市、八重瀬町、与那原町など県内市町村で相次いで可決されている。

「チムグクル」とは沖縄言葉で人の心に宿る優しさを意味する。

 

(キャンプシュワブゲート前)

約40人が抗議に参加した。県外からの参加者も増え始めたが、県内のコロナ感染者も増加の一途にあり、心配だ。マスクを着け間隔を置いて座り込んでも100人も集まれば、いずれ密集状態は避けられなくなる。ゲート前で感染者が出たら、非難の集中砲火を浴びるのは必然だ。ネトウヨたちの餌食となって抗議行動を組織しているオール沖縄に非難の矛先が向けられる。感染者が仲間から出ないことを祈るばかりだ。

3回の搬入があり、計126台がゲート内に入った。

 

(琉球セメント安和桟橋)

初夏を思わせるような好天気。カヌーチームは5艇で運搬船の出航を2回にわたってそれぞれ1時間近く遅らせた。桟橋の出入口では沖縄平和市民連絡会のメンバー約20人が交替でマイクを握り歌を歌ったり、ダンプに向かい抗議した。

夜7時半ごろ、桟橋近くで土砂運搬のダンプと乗用車が衝突する事故が発生した。ダンプはその場を去ったが、50分後に戻ってきた。女性は頭を打つ怪我を負った。警察はダンプの運転手をひき逃げとして調べている。

 

(本部町塩川港)

積み込む運搬船がないためか土砂搬出作業はなかった。

 

きょう現在までに搬出されたダンプの数と土砂量、全体との割合

これらの数値はあくまでもダンプの台数から推計した参考値です。

2018年12月から2020年12月末までのダンプの数は302,705台(全体との割合は3.746%)

  20日(土) 22日(月) 23日(火) 24日(水) 25 日(木) 26日(金)
安和 0 837(3) 248(2) 621(3) 981(3) 959(3)
塩川 0 562(4) 0 705(5) 708(5) 0

 

現在までのダンプの総数 土砂量※① 体積に換算 ※② 全体との割合 ※③
367,560 台 1,837,800t 918,900 4.549 %
※① ダンプ1台あたりの積載量を平均5トンとして計算
※② 土砂の比重を2と仮定し計算
※③ 計画されている全体の埋め立て土砂量(20,200,000㎥)に対する割合

 

 

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