(ゲート前)
朝9時、25人でゲート前座り込み。数十人の機動隊に20分ほどで排除され、歩道の仮設留置所に閉じ込められる(写真下)。87台の車両がゲートに入った。その後、JR(鉄道労組)の13人も座り込むが、12時半に82台、15時に83台の車両がゲートに入った。海上行動のメンバーによると、N4の護岸建設のため、ぐり石(基礎工事の使われる小さな岩石)がこの日、海に投げ込まれた。
(琉球セメント桟橋前)
10人足らずの少ない人数ながらも桟橋入り口前で、「赤土投入は違法」「海を壊すな」とシュプレヒコールを上げながらデモ行進。
午後、沖縄の著名な彫刻家・金城実さんが訪れ、機動隊に向かってマイクを握る。「かつて沖縄は自らの知事を選ぶことはできなかった。そんな沖縄が、今度は日本政府によって民意を踏みつけにされ米軍基地を押し付けられている、ウチナンチュー(沖縄県民)のみなさん。恥ずかしいと思わないか」。取材に訪れた本土の新聞社に、山城博治さんは「この状況を地元に帰ってしっかり伝えてほしい」。
(海上行動)
抗議船1隻、カヌー15艇で抗議行動に出る。ランプウエイ台船の接岸を阻止しようと試みるが、5,6分遅らせるのが精一杯だった。上空には埋め立て工事とはあまりにも不釣り合いな澄んだ空が広がっていた。