4月4日(木)安和で横幕7枚、高江でテント盗まれる / K8護岸、轟音響かせて海に岩石投入

(ゲート前)
約40人が朝8時半から座り込み抗議。機動隊に数十分で排除され歩道の仮設拘束所に閉じ込められる。ミキサー車やダンプが続々とゲート内に入った。K8護岸の造成は急ピッチで進められているようだ。基地内では防衛局職員がマイクをもって「車両が通ります。危ないですからゲート前を空けてください」と叫んでいる。写真のような女性職員も駆り出される。彼女たちもおそらくウチナーンチュ(沖縄人)。祖父母から両親から悲惨な戦争や基地のことを少しは聞いているはずだ。身動きせずに市民が排除されるのを見ていた。申し訳なさそうな目つきが印象的だった。


(大浦湾海上行動)
抗議船2隻、カヌー8艇で抗議に出る。カヌーメンバーのTさんの感想「きょうもK8護岸で岩石が海に落とされた。澄んだ青空に轟音が鳴り響いた。目を覆いたくなる。あの浅瀬の海にも小さなサンゴたちが生きているはずだと思うと居ても立っても居られない。フロートに張り付いて見ていた。ただただ悲しい。貴重なサンゴをつぶして戦争基地だよ。こんな馬鹿なことをやる政府はぜったい許せない」。

 

(琉球セメント安和桟橋前)
少人数で終日抗議。ダンプ490台が土砂を搬入した。運搬船2隻が出港した。

(その他)
米軍のヘリパッド建設で長年、反対運動を繰り広げてきた高江住民の監視テントや簡易トイレが米海兵隊によって撤去されたことが3日、明らかとなった。場所は北部訓練場入り口前の県道路側帯。市民のひとりは「長年、ここで抗議を続けてきた。ここは米軍の敷地ではない。通知もなく勝手に持ち去るとは許されない」と怒りの声。
10日前には安和の桟橋前や本部町で飾られていた新基地建設に反対する市民の横幕7枚、のぼり旗37本が何者かによって持ち去られた。公共設備への設置だが、私物を持ち去るのは明らかな窃盗行為にあたる。盗難届はすぐに警察に出された。桟橋の入り口には民間会社の警備員が夜間を通し立っている。その目の前での行為だから犯人すぐわかりそうなものだが、警察はなかなか動こうとはしない。写真の横幕は桟橋入り口前にあったもの。

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