4月6日(土)国交相「県の承認撤回は違法」と結論 / 第一土曜集会に800人 「国の強権は許さない」

(ゲート前)
第一土曜日に行われるゲート前大集会。約800人が集まり、昨日国土交通大臣が下した“沖縄県の辺野古埋め立て承認撤回”は違法とする裁決に怒りの声が相次いだ。駆け付けた国会議員からは、「防衛局が私人の立場で同じ国の機関である国土交通省に不服審査請求をする。こんなことを平然とやるのが今の安倍政権。ぜったい許されない」「撤回の大きな理由である軟弱地盤についても“できる”の一言で片づけている。工費も工期も明らかにしないで工事を強行するのは、二重三重の違法行為」「軟弱地盤の調査はあいまいで、活断層についても都合のいいデータを出しているだけ。大浦湾の自然は基地建設を拒否している」などの声が上がった。きょうにも防衛局へ通知され、埋め立て
承認の効力が復活する。

 

(大浦湾海上行動)
昨日は天候不順のため抗議行動は中止。埋め立て、護岸造成工事ともに確認されなかった。本日は抗議船2隻、カヌー16艇で抗議行動。果敢に工事現場にカヌーで迫り、K8護岸工事とテトラポットをK4護岸に設置する作業を数十分遅らせた。

 

(琉球セメント安和桟橋前)
昨日は強い風雨にもかかわらずダンプ406台が土砂を搬入した。運搬船2隻が辺野古に向け出港した。

(その他)
沖縄防衛局が私人の立場で国土交通省に審査請求していた不服の申し立てについて石井啓一(いしいけいいち)国土交通大臣は5日、沖縄県の埋め立て承認撤回は「違法」と結論付けた。玉城デニー知事は「承認の撤回は適法に行ったもので取り消されるいわれは全くない。毅然と対応する」とのコメント。行政不服審査方は国民の権利救済を目的としたもので、防衛局が「私人」の立場で国交省に審査請求したことには、行政法や法律学の専門家から強い批判が出されている。沖縄県の闘いは新たなステージに立つ。

昨日、キャンプシュワブゲート前で抗議の最中に機動隊員の頭をプラカードで叩いたとして逮捕された長野から来たAさんが6日、無事釈放された。初めて辺野古の座り込みに参加してわずか数時間後のことで、本人は「何が何だかわからないうちに逮捕された。こんなことで負けるわけにはいかない」と怒りの声。
ゲート前の抗議行動が始まってから今日まで逮捕された人は80人を超える。そのうち起訴に至ったのはわずか4人。起訴率の低さは全国でも最低レベルで、沖縄県警がいかに不当な逮捕を繰り返しているかがわかる。機動隊の強制排除でけがをし、病院へ救急搬送された人は約40人にのぼる。

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