(ゲート前)
「県民に寄り添う」「ていねいに説明する」「負担軽減に取り組む」――安倍首相と菅(すが)官房長官が何百回も繰り返してきた言葉だ。県知事選、県民投票、参議院補選で「新基地ノー」の県民意志が明確に示されたその翌日にも同じ言葉を吐く。思考停止というより、臆面もなく裏腹な言葉を発する面従腹背。嘘が常態化した独善政治そのもの。
数年前とまったく同じ光景がきょうもまた繰り返された。基地内に290台の車両が資材を運び込んだ。K8護岸の資材がほとんどだ。機動隊員たちもけだるそうに市民を排除する。諦めたほうが負けだ。“勝つまで諦めない”。そんな思いが座り込む人々の中に根を張っている。
午後一時大雨となったが、北海道や兵庫からの参加者も加わり、74人がゲート前で抗議を続けた。3回にわたり計290台の車両が資材を搬入した。
(大浦湾海上行動)
天候不順のため抗議船のみで監視行動。K2護岸で汚濁防止膜の設置作業、K8護岸ではダンプで運び込まれる砕石を海へ投下していた。
(琉球セメント安和桟橋)
うるま市から10人が応援に駆け付け、数十人で抗議。ダンプ628台が土砂を桟橋内に搬入、運搬船3隻が出港した。