5月20日(月)ゲート前 300人で搬入車両を阻止、引き返させる / 明日から塩川の桟橋使用か

(ゲート前)
痛快な日だった。非暴力で抗議する人々の数で、朝一番、搬入しようとするダンプやミキサー車を引き返させた。朝8時半ごろからゲート前に続々と人が募った。3日間の平和行進を終え、本土に帰る前にゲート前抗議行動に参加した人たちだ、その数約300人。各地の平和運動センターののぼりに混じって金沢大学、琉球大学ののぼりもはためく。20、30代の若い人がほとんどだ。
基地内で待機する機動隊との睨み合いが始まった。しかし人の数に圧倒されたのか、30分後、機動隊は引っ込み、防衛局は列をなして国道で待機する車両の移動を指示した。ゲート前を数十台の大型車両がゆっくりと通り過ぎていった。「やったぞ!人が集まれば搬入車両は入れられない」。この日の指揮者、瀬長和男さんが歓喜の声を上げた。
本土で悔し紛れにゲート前のごぼう抜きのようすをYoutubeで見ていた参加者たちも、この日だけは驚きを隠せなかったようだ。「人が集まれば工事は止められる」。そんな確信を抱いて本土に戻り、仲間たち伝えてくれれば、また人は集まる。
午後、抗議する人が減ったのを見越して、防衛局は車両をふたたび搬入を始めた。GoGoドライブのメンバーが13台で基地内から出てくる車両の閉じ込めを試みるが、夕方までに179台が出入りした。しかしこの日、搬入車両を大幅に減らしたことは確かだ。

 

(海上行動)
天候不順のため、海上行動は中止。埋め立て区域への土砂投入、K8護岸の造成工事ともに行われていたとみられる。

(琉球セメント安和桟橋前)
なぜか土砂の搬入なし。埠頭に石炭船が係留していたから、桟橋の所有者である琉球セメントは本業である建設資材の積み出しを優先したものとみられる。本部港塩川桟橋の使用再開の気配あり。

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