(ゲート前)
韓国の中学生10人やオーストラリアからの参加者でにぎわった。中学生のひとりは4月の38度線での「人間の鎖」行動で沖縄からの参加者の姿を見たことに触れ、「平和を求めて闘っているみなさんに韓国からエールを送ります。お互いにがんばりましょう」と語った。搬入車両の台数を減らそうと「GoGoドライブ」のメンバーも車や自転車などで行動、ゲートから出てくるダンプを基地内にしばらく押し込めた。午前午後3回にわたり計176台の車両が資材を搬入した。
(琉球セメント安和桟橋前)
沖縄県が認めた琉球セメント敷地内の土砂仮置き場の活用が始まった。敷地内では採石場から搬入するダンプと仮置き場の土砂を積み込むダンプがひっきりなしに動き回っている。今週から各地の「島ぐるみ会議」が曜日ごとに当番制で人を集め、搬入するダンプの数を大幅に減らそうという計画だったが、これではまったく歯が立たない。敷地内での土砂運搬は止めようがなく、船に積み込む土砂の量は以前とまったく変わりはない。運搬船を毎日監視している本部町の高垣さんは、「ペースが上がっている。以前は1隻の船に土砂を積み終えるのに2時間程度かかっていたが、今は1時間半ぐらいで終わってしまう」。至急対応策を考えなければならない。
カヌーメンバー12艇は運搬船の出港を少しでも遅らせようと船の周囲を取り囲んだ。2隻目、3隻目の出港をそれぞれ約1時間遅らせた。
622台のダンプが船に土砂を運び込み、運搬船3隻が大浦湾に向け出港した。
(その他)
5日、米軍普天間飛行場近くの浦西中学校に空から落ちてきたゴム製の部品は、米軍機のものであることを海兵隊が認めた。ゴムは普天間飛行場所属のCH53Eヘリコプターのプロペラ部分に装着しているもので、重さは約20グラム。2017年暮れには普天間基地周辺の小学校や幼稚園に相次いで部品を落下する事件が発生し、今回も小学校の校庭であったことから県民に大きな不安と怒りが巻き起こっている。5日、日本政府、沖縄県、浦添市は相次いで同ヘリコプターの飛行自粛を米軍に要請した。