国会での論戦が始まって辺野古新基地建設の問題点が次々と明るみに出ようとしている。安倍政権は米国向けには工事は順調に進んでいるかのように説明しているが、実態はボロボロだ。政府がようやく発表した工費9300億円、工期13年という数字も専門家から「範囲内で収まる可能性は極めて小さい」と指摘され、地盤改良工事を検証する有識者会議の委員に受注業者から多額の資金が提供されていることも明らかとなった。さらに埋め立て土砂の調達先を本土から県内に変えたこと、工費のうち警備費が18%にも及ぶ点なども今後、国会で厳しく追及されるはずだ。「桜」(※1)「カジノ」(※2)など疑惑まみれの安倍政権がい
※1…「桜を見る会」疑惑:安倍首相が公的行事を利用し地元支持
※2…カジノ贈収賄疑惑:カジノ誘致を巡り、自民党議員が外資系
(キャンプシュワブ・ゲート前)
朝8時半、冷たい空気の中、座り込んだのはわずか16人。昨日は100人超だから、このところ参加者の増減が激しい。しかし、人が少なくても気落ちすることはない。正義はわれわれの側にあるのだ。機動隊員が立ち並んだと同時に「違法工事に加担するな」「ウチナーンチュ(沖縄人)として恥ずかしくないのか」などと罵声が飛んだ。隊員たちは表情も変えずに立ちすくんでいるだけ。10分ほどで全員が排除され、生コン車が次々とゲート内に入った。12時、3時にも搬入があり、計208台が資材を搬入した。
(琉球セメント安和桟橋前)
那覇の平和市民連絡会メンバーら約40人が桟橋の出入口に分かれ、抗議を続けた。ダンプが道路の両側から来るので身体を休めるヒマもない。信号が変わるごとに3,4台が桟橋内に入った。それでも1分1秒でも搬入を遅らせようと終日抗議デモを続けた。
カヌーメンバーも8艇で海に出て、桟橋下の網にカヌーを括り付けて抵抗。1隻目の出港を30分ほど遅らせた。ダンプ712台分の土砂が運搬船2隻に積み込まれ、大浦湾に向け出港した。写真は朝、安和の海岸沿いにかかった虹。何かいいことが起きる前兆か?
(本部町塩川桟橋)
波が高く台船が着岸できないため、作業はなし。