10月23日(金)2人の「杉田」で国会紛糾必至 / 天候不順で2日連続、土砂搬出なし、

今国会、2人の「杉田」が議場を揺るがしそうだ。

「女性はいくらでもウソをつけますから」。自民党の会合でこう言ってのけたのは杉田水脈議員。性被害者の証言をウソ呼ばわりし、貶める発言が世間の怒りを呼んだ。ブログで発言を認めたものの、逃げ回って公に謝罪しない姿勢は国会議員というより人としてどうなのか。恥ずかしい。昨年の「LGBTは子どもをつくらない。つまり生産性がない」に続く炎上発言。杉田議員を比例区上位で当選させ、責任を取らせない安倍元首相の感覚も救い難い。さらに署名13万筆を集め議員辞職を求めた女性団体に「その権限は私にない」と署名受け取りを拒否した野田聖子議員も、事の深刻さを理解していない点で同じ穴のムジナと言われても仕方ないだろう。

独立性が担保された学術会議に手を突っ込み、6人の任命拒否に関わったのは杉田和博官房副長官。公安畑を歩んできて政府を批判する学者たちが面白くないのだろう。首相の意を汲んでの違法行為は、学問・表現の自由を弾圧し戦争へと突き進んだ戦前の政府の姿に重なる。「任命者リストを見ていない」と平然と言ってのけた菅首相のノー天気さにもあきれる。任命は首相、あなたしかできない。見ていないでどうして「総合的、俯瞰的」に判断できるのだろう。菅首相就任1カ月、安倍前政権の負の遺産ばかりを引き継いで傲慢さだけがむき出しになっている。辺野古新基地に対する姿勢も同様。

杉田(過ぎた)言動が、今国会を揺り動かす。野党は菅政権を徹底的に追及してほしいものだ。

 

(キャンプシュワブゲート前)

台風でも来ない限り、陸上の作業は止まらない。昨日の大雨に続き、この日も雨が降ったりやんだりの悪天だったが、護岸造成のための生コン車など数多くの車両が基地内に入った。約40人が雨具に身を包みながら終日、抗議の声を上げた。

午前午後3回にわたり計230台が資材を搬入した。

(琉球セメント安和桟橋前)

昨日の大雨に続き、この日も海が荒れもようとなり運搬船への土砂積み込みはなかった。採石場からの仮置き場への土砂運搬もなかった。

(本部町塩川港)

天候不順で2日連続作業はなし。一昨日、沖縄県警に不当逮捕されたAさん(女性)は、起訴猶予とされ警察署から釈放された。

 

きょう現在までに搬出されたダンプの数と土砂量、全体との割合

これらの数値はあくまでもダンプの台数から推計した参考値です。

2018年12月から2019年12月末までのダンプの数は114,601台(全体との割合は1.39%)

17日(土) 19日(月) 20(火) 21日(水) 22日(木) 23日(金)
安和 468 616 776 284 0 0
塩川 0 502 465 461 0 0

 

現在までのダンプの総数 土砂量※① 体積に換算 ※② 全体との割合 ※③
264,863台 1,323,415t 661,708 3.276%
※① ダンプ1台あたりの積載量を平均5トンとして計算
※② 土砂の比重を2と仮定し計算
※③ 計画されている全体の埋め立て土砂量(20,200,000㎥)に対する割合