1月15日(金)漂流した台船 サンゴを破損 / カヌーチーム活動開始 運搬船の出港遅らせる

昨年暮れ本部町の瀬底島から流され、恩納村の浜辺に座礁した辺野古工事用の台船が14日撤去された。タグボートに牽引され撤去される台船を眺めていた市民からは、「自然破壊をやめろ」「防衛局は責任を取れ」などの声が飛んだ。

地元のダイバーが調査したところ、台船が座礁した近くのサンゴ礁が広範囲にわたって削られ金属製の部品も発見された。サンゴ破損の事実関係についての問い合わせに沖縄防衛局は「確認には時間を要する」と説明している。いつもながらの無責任な回答だ。

 

 

(キャンプシュワブゲート前)

久しぶりの好天気。東京、大阪など主要都市で発令された緊急事態宣言で本土からの参加者は減ったものの、約30人が作業車両が入るゲート前に座り込んだ。コロナ感染防止のため機動隊員との接触をさけ、排除の号令がかかると自主的にゲート前から移動した。こんな抗議スタイルがもう半年以上続いている。強制排除されるまで粘り強く抵抗したいがコロナ禍のもとでは仕方がない。ストレスが溜まるばかりだ。

目の前に見える米兵用のアメニティホールが完成したようだ。米兵には数億もの税金を注いで軍事訓練の疲れを癒す施設を造ってあげるが、基地反対の声を上げる県民には刃を向ける日本政府。こちらも見るたびにストレスが溜まる。座り込み2385日目。

 

(琉球セメント安和桟橋前)

沖縄平和市民連絡会のメンバーら30人が桟橋の出入口にわかれ、土砂搬入するダンプに向かい抗議を続けた。入口では交替で歌を歌い、時には「海を壊すな」「ダンプは帰れ」などとシュプレヒコールをあげ、信号が変わるたびに1台しか入れないよう歩き続けた。カヌーチームも安和桟橋に参集し、5艇で今年初の海上行動を行った。土砂を積み終えた運搬船に張り付いて30分余り出航を遅らせた。

運搬船3隻にダンプ1032台分の土砂が積み込まれた。大浦湾での積み下ろし作業が2隻同時となったためか、搬出する土砂の量は2割ほど増えている。浜辺近くでは昨年から持ち越された旧桟橋の撤去作業も始まった。昨年内に撤去される約束だったはずだが、どうなっているのか。

 

(本部町塩川港)

昨日は木曜行動で30人近くが集まったが、この日は本部島ぐるみのメンバー4人のみとなった。警備員や警察官に囲まれながらも道路をゆっくり横切るなどしてダンプの運行を遅らせた。

夕方4時半までにダンプ709台分が台船5隻に積み込まれた。

 

きょう現在までに搬出されたダンプの数と土砂量、全体との割合

これらの数値はあくまでもダンプの台数から推計した参考値です。

2018年12月から2020年12月末までのダンプの数は302,705台(全体との割合は3.746%)

  9日(土) 11日(月) 12日(火) 13 日(水) 14 日(木) 15日(金)
安和 0 0 1000 859  926 1032
塩川 0 0 0 708 710 709

 

現在までのダンプの総数 土砂量※① 体積に換算 ※② 全体との割合 ※③
309,049 台 1,545,245 t 772,623 3.825 %
※① ダンプ1台あたりの積載量を平均5トンとして計算
※② 土砂の比重を2と仮定し計算
※③ 計画されている全体の埋め立て土砂量(20,200,000㎥)に対する割合月

 

 

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