1月27日(水)海兵隊と陸上自衛隊が極秘合意 / 宗教者が南部の土砂採取撤回の署名活動

25日、沖縄県民を震撼させるニュースが新聞紙上を飾った。陸上自衛隊と米海兵隊が、辺野古新基地に陸上自衛隊の「水陸機動団」を常駐させることで2015年、極秘に合意していたことが明らかとなった。沖縄タイムスと共同通信の合同取材に日米両政府の関係者が証言したもの。

陸上自衛隊の水陸機動団は、尖閣諸島をはじめとする離島の防衛を目的に2018年3月に発足した部隊で「日本版海兵隊」とも呼ばれる。部隊構成は約3000人。

辺野古新基地は世界一危険といわれる米普天間基地の「移設」を口実に建設が強行されているが、自衛隊の常駐が日米で合意されているとなれば、これまでの政府の説明とは大きく食い違う。日米の部隊が一体化し沖縄の危険性は飛躍的に高まることになる。

「恐ろしい事態」「県民だましだ」「戦争のための準備づくりになる」。市民団体から一斉に反発の声が上がった。菅首相は国会で「合意はない」と否定したが、これまで何度も否定から肯定へ態度を豹変させた政府の目論みを県民は知り尽くしている。極秘合意は絶対葬らなければならない。

 

 

南部からの土砂採取の撤回を 宗教者の署名活動始まる

「遺骨が含まれる土砂を埋め立てに使うのは、戦争の犠牲者を二度殺すことだ」。辺野古新基地の埋め立てに沖縄南部の糸満、八重瀬の土砂が使われようとしていることに、宗教者たちが政府に撤回を求める署名を始めた。仏教やキリスト教など宗派を超えた宗教者たちの呼びかけに平和団体や個人が次々と名を連ねている。アピール文は英語に翻訳され、海外に発信されている。昨年NHKで放映された遺骨収集のボランティア、具志堅隆松さんの感想も英語、中国語に翻訳され観ることができる。

下記リンクから「賛同」をクリックすれば署名として集計される。ぜひ、ご協力を。

https://www.change.org/protectourancestorsfromusmilitary

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2058666/

 

緊急事態宣言を受けオール沖縄としての抗議行動は休止となっているが、ゲート前、安和では毎日、有志数十人が集まって抗議を続けている。

安和桟橋からの土砂搬出は下記の通り。

23日 なし  25日 なし  26日 771台分(3隻) 27日 1041台分(4隻)

塩川港は23日以降、搬出なし。

 

きょう現在までに搬出されたダンプの数と土砂量、全体との割合

これらの数値はあくまでもダンプの台数から推計した参考値です。

2018年12月から2020年12月末までのダンプの数は302,705台(全体との割合は3.746%)

  23日(土) 25日(月) 26日(火) 27 日(水) 28 日(木) 29日(金)
安和 0 0 771 1041    
塩川 0 0 0 0    

 

現在までのダンプの総数 土砂量※① 体積に換算 ※② 全体との割合 ※③
317,659 台 1,588,295 t 794,148 3.931 %
※① ダンプ1台あたりの積載量を平均5トンとして計算
※② 土砂の比重を2と仮定し計算
※③ 計画されている全体の埋め立て土砂量(20,200,000㎥)に対する割合月

 

 

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