(ゲート前)
猛暑が続く。直射日光が頭に突き刺さり、1時間も日なたにいられぬほどだ。抗議をする市民は動き回れるが、立っているだけの民間警備員たちの厳しさは想像するに余りある。仕事とはいえ同情する。高知大学の卒業生4人が抗議に加わった。渡されたマイクで「ダンプは帰れ」「違法工事に手を貸すな」と叫んでいた。終日、約30人で抗議行動を続けた。資材を積んだ車両137台が基地内に入った。
(大浦湾海上行動)
抗議船1隻、カヌー7艇で海上に出る。海も空も青く澄み渡り、気持ちのいい日だった。
運搬船から台船に土砂を積み替える作業を確認。スピーカーで「大浦湾を壊すな」「サンゴの海を土砂で埋めるな」と訴え続けた。抗議船が故障したため、午前中で抗議行動は中止した。
(桟橋前抗議行動)
安和、塩川ともに土砂搬入作業が行われた。“GoGoドライブ“のメンバーが安和の路上でダンプの出入りを少しでも遅らせようと抵抗した。民間警備員のひとりが暑さで倒れ救急搬送された。とにかく暑い。差し入れされたアイスクリームがすぐになくなった。ひっきりなしにやってくるダンプに交替でゲート前で抗議を続けた。警察官も「暑いからあまり無理をしないで」と気遣っていた。夕方5時までに積み込まれた土砂は運搬船1隻分だった。