沖縄防衛局は2020年度の予算案で、大浦湾側に存在する軟弱地盤の改良工事の経費をまたも見送った。18年度、19年度に続き3年連続で、基地建設はさらに長期化を余儀なくされるもよう。
防衛局は一昨年、大浦湾側に深度90mにも達する軟弱地盤が存在することを初めて認めた。地盤改良工事には沖縄県知事への設計変更申請が必要となるが、玉城デニー知事はこれを認めない方針。
辺野古新基地は工期も工費も明らかにされないまま、きょうも工事が進められている。こんな公共工事がどこにあるだろうか。沖縄県の試算では工費は少なくても当初の10倍以上の2兆5,500億円になるとみている。
(キャンプシュワブ・ゲート前)
九州の公務員組合員20名が道路の反対側で見守る中、約30人が座り込んだ。雨が断続的に降る中でもそれぞれが「サンゴの海を壊すな」「新基地は住民の暮らしと命を脅かす」などのプラカードを掲げ抗議を続けた。117台が資材を搬入した。
(琉球セメント安和桟橋前)
ダンプが道路の両側から入ってくるようになった。北側の採石場から来るダンプが30台以上も連なって道路の半分を占め、一般車から苦情が寄せられたようだ。そのため一部ダンプは5キロ先まで直進しUターンしてくるようだ。信号1回かわるごとに数台が入ってしまう。それでも約20人で抗議を続け、桟橋に入るダンプの数を抑えた。時折雨が降る中、一日中抗議を続けた。518台が土砂を搬入し、運搬船2隻が出港した。塩川桟橋では波が高いため、作業は行われなかった。