いよいよ安倍首相の責任追及の国会が始まった。「桜を見る会疑惑」「IR汚職事件」「辞任閣僚の説明責任」「自衛隊の海外派兵」など攻めどころは満載だ。昨年以来、国会での説明から逃げ回っていた安倍首相に、野党が一丸となって追及する場になりそうだ。公文書の隠ぺいや改ざんがまた露呈し、汚職政治家の説明責任を放置するだけの首相に、「納得できない」という国民は8割にも及んでいる。民主主義の崩壊を食い止めるためにも、この国会で徹底的に安倍首相を追いつめ、責任を明らかにしてもらいたい。安倍政権の「終わりの始まり」にしてもらいたい。新基地建設を断念させるためにも。
(キャンプシュワブ・ゲート前)
福島県の退職女性教職員「あけぼの会」のメンバー35人がゲート前を初めて訪れた。代表の池田芳江さんは、「福島の原発事故からすでに9年経ったが、福島の情報が正しく伝わっていない。
むしろ『復興五輪』として福島が政治利用されている」と危機感を表した。今も立ち入り制限区域があり、検査を経たにもかかわらず農作物が風評被害に遭うなどの課題が多いとし、「負の遺産を子どもたちに残してはいけない。その点は沖縄と同じだ」と言葉を強めた。ゲート前で抗議する市民の姿に「沖縄はこれほど体を張って頑張っている。私たちは甘い」と涙が込み上げてきたという。
12時には同メンバーを含め100人近くがゲート前に座り込んで抗議した。午前午後3回にわたり、生コン車など180台が資材を搬入した。
(琉球セメント安和桟橋前)
約30人が桟橋の入口と出口に分かれ抗議を続けた。ダンプが道路の両側から来るため、信号が変わるたびに数台が桟橋内に入ってしまう。それでも少しでも搬入を遅らせようとしつこく入口前をデモ行進した。出口でもGoGoドライブのメンバーとともにダンプの運行を遅らせた。搬入作業は夕方7時近くまで続き土砂626台分が運搬船に積み込まれた。
海上ではカヌー10艇、ゴムボート2隻で運搬船に張り付き、午前中の出港を1時間近く遅らせた。全員が海上保安官に拘束され浜に連れ戻された。午後も海上に繰り出し、2隻目の運搬船の出港を40分遅らせた。
(本部町塩川桟橋)
約10人で桟橋内を動き回ってダンプの運行を遅らせた。GoGoメンバーも初めて桟橋内に入り、阻止行動を試みたが、警察官に警告されすぐに追い出された。ダンプ335台が台船に土砂を積み込み、2隻が出港した。