渡具知武豊名護市長が沖縄県に提出しようとしていた沖縄防衛局の設計変更に対する「意見書」が否決された。夜7時過ぎまで続いた名護市議会は、オール沖縄の名護市議13人が次々と意見書や市長の姿勢についての問題点を追及。議会構成は与党12人(議長除く)、野党13人。強引に採決に踏み切っても否決されるのは目に見えていた。
それでも野党議員は、市長のわずか3行で「異議なし」とまとめた意見書を「名護市民の生活や環境を守るべき市長の立場を放棄したもの」と追及。稲嶺進前名護市長が同様な意見書を3か月以上時間をかけ審議したことを上げ、拙速に採決に踏み切るべきでないと主張した。市長が答弁に立たず、総務課長が答える場面が目立った。また、意見書について問い合わせを沖縄県庁を飛び越え国土交通省にしたこと、市議会に提出した書類の地名が沖縄防衛局のものと異なっている点についても追及が続いた。
意見書が否決された瞬間、議場内外から大きな拍手が沸き起こった。同採決の前には美謝川の水路切り替えについても「中止」を求める野党議員の議案が可決された。
ゲート前の有志は市議会が始まる朝10時ごろから名護市内を宣伝カーで巡回。渡具知市長が実質的に新基地の埋め立てを認める姿勢をあらわにしたと訴え、市役所前での抗議集会参加を呼びかけた。12時から始まった抗議集会には113人が集まり、議会に臨む野党議員が決意を述べると大きな拍手が沸いた。
(キャンプシュワブゲート前)
朝8時半、気温16℃。沖縄の人にとっては肌寒い風が吹く中、15人が座り込んだ。10時過ぎには那覇島ぐるみのバスが到着して30人余に。
この日のリーダー、瀬長和男さんが、新型コロナウィルスの感染者が再び沖縄で増加し始めたことから、できるだけ距離を取って座り込むよう注意喚起。機動隊員も市民との接触を避け、ひとりひとり説得し移動を促した。いつまでこんな形の抗議行動が続くのか。
226台が資材を搬入した。
(琉球セメント安和桟橋前)
約20人が出入口に分かれて抗議を続けた。H中隊長が再び顔を出し規制を強めた。Go Goドライブの女性2人が車を停車させられ長い尋問を受けた。60代の女性はトランクまで開けられ調べられた。50代の女性は停車の理由に納得できず免許提示を拒否したため、2時間半あまり車に閉じ込められたままとなった。H中隊長、あきらかにやり過ぎだ。
(本部町塩川港)
本部島ぐるみのメンバー5人だけで抗議を続けた。台船4隻にダンプ536台分の土砂が積み込まれた。
きょう現在までに搬出されたダンプの数と土砂量、全体との割合
これらの数値はあくまでもダンプの台数から推計した参考値です。
2018年12月から2019年12月末までのダンプの数は114,601台(全体との割合は1.39%)
19日(土) | 21日(月) | 22日(火) | 23日(水) | 24日(木) | 25日(金) | |
安和 | 1070 | 867 | ||||
塩川 | 0 | 536 |
現在までのダンプの総数 | 土砂量※① | 体積に換算 ※② | 全体との割合 ※③ |
298,295 台 | 1,491,148 t | 745,738 ㎥ | 3.692 % |